「続 夏目友人帳」OPの情景が存在するところへ:舞台探訪(聖地巡礼)
「続 夏目友人帳」 2011/11/21~23 熊本県球磨郡相良村・人吉市・八代市
アニメ「続 夏目友人帳」OPを初めて見て、妖のいない情景、妖のいる情景の対比が描かれているのに気付いた時の感動は、今でも忘れられません。
その上さらに、実際にアニメそのままの景色が存在すると知った時の感動…!
大森監督のインタビュー記事で、「熊本県をモデルにしている」ということは、2008年8月発売の雑誌(⇒下に記載)に既に掲載されていましたので、そういう知識をお持ちの方は既にいらしたと思いますが。
詳しくは続きに書いていきます。
舞台発見の状況
2008年のアニメ第1期あたりには既に、夏目友人帳の舞台を探す方が出始めていました。
その方たちは舞台探訪を専門にやっていらっしゃる方ではなくて、見たことある場所が出てきた!ということで、その場所へ行ってみる、という感じの訪問をされていました。
(拝読させていただき、どうもありがとうございました)
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記載された方(第1期 第5話:瀬戸石駅)
2008/08/08 http://thadopp.at.webry.info/200808/article_4.html
2008/08/20 http://thadopp.at.webry.info/200808/article_8.html
2008/09/14 http://blog.livedoor.jp/osaki6348/archives/2008-09-14.html
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実際に行かれた方(第2期 OP:笠松橋)
2009/04/09 http://d.hatena.ne.jp/hct-project/20090409/p3
- 聖地巡礼に行かれた方(自分の知る範囲内で最初)
2009/06/19~2009/07/22 http://giselle-natume.at.webry.info/theme/b3f92606db.html
それが急速に進展したのは、アニメ3期が発表された後でした。
2011年のGWあたりに人吉球磨地方へ入られた舞台探訪者の方々により、次々と舞台の場所が確定されていきました。
やはり専門にやってらっしゃる方は違いましたね…!
当時リアルタイムでその様子を拝見していて、感動を覚えました。
OPの順番で並べます (写真はクリックで大きなサイズへ)
田沼が中級妖怪二人に戯れられている場面
熊本県球磨郡相良村:晴山バス停 |
このあたりは道幅が狭くなっているのですが、道を登っていった先にも集落や田畑があり、時々降りてくる車とすれ違います。
『田沼の家の近くにあるバス停』という設定か、と思われるのではと考えますが、アニメ1期第3話「八ツ原の怪人」に出てくる田沼の家がある八ツ原のモデルとは、まったく別の場所になります。
西村・北本・笹田の通学路
熊本県球磨郡相良村 |
前の晴山バス停の近くの国道沿いになります。
普通に見かける国道沿いの風景なんですが、それをうまく使われてるなあと思います。
が、ここのカットはかなり離れたところから望遠で撮影しないと、こういう背景にはなりません。自分、そんな望遠なんて持ってませんよ…
名取と式神たち
熊本県人吉市:田町菅原天満宮 |
この写真は2011年11月に撮影しました。
ここが発見されたのは同年5月のGWのことですが、印象的な背景だったようで、絵馬や探訪ノートなどがいち早く置かれました。
発見についてはこちら⇒ http://d.hatena.ne.jp/USO9000/20110517/p1
<2013/07/31追記>
(この左側の家は、2013年初夏に取り壊され、今では天満宮の向かいの(資)寿福酒造場の駐車場になっているそうです)
斑がいる橋で振り返る夏目
熊本県八代市東陽町:笠松橋 |
このあたりは『笠松橋公園』として、整備されています。
明治2年(1869年)、橋本勘五郎によって架橋されたそうです。
もともと熊本県は石橋の多い地域ですが、この橋も小規模ながらも見事な造りになっていて、八代市の文化財に指定されています。
詳しくは八代市のHPへ
⇒ http://www.city.yatsushiro.lg.jp/bunka/kiji003548/index.html (文化財)
⇒ http://www.city.yatsushiro.lg.jp/kankou/kiji003111/index.html (笠松橋公園)
自分は、前出の笠松橋へ行かれた方のブログ(⇒上に記載)を読んで行ったので、駐車場等もある広い公園を想像してました(今から思うと準備不足でしたね)
それで駐車場を求めて、手前で県道から分岐して川向うへ車で行ったんですが、実はそんな車をとめれるような広い場所は無かった…
行かれる場合は、あくまでも県道側に車をとめて、笠松橋を渡っていった方がお勧めです。
アーチが美しい橋ですし、秋だと脇にある大イチョウが黄色く映えて、とても絵になる雰囲気を醸し出しています。
<2016/06/21追記>
八代市のサイトに史跡めぐりイベントのことが書かれていて、そこで「夏目友人帳」のことも次のように触れられていました。
『アニメ「続 夏目友人帳」の冒頭シーンに描かれていて、上塚館長からは、「熱狂的なファンが訪れています」と説明がありました。』
⇒ http://www.city.yatsushiro.lg.jp/wadai/kiji0034183/index.html
⇒ http://www.city.yatsushiro.lg.jp/bunka/kiji0031766/index.html (詳細記事にも)
ロケハンを推測?
…自分は11月に行ってきましたが、晴山バス停の写真とOP画像を比較してみると、バス停の影の位置からOP画像の方が太陽が北側にあると推察されます(写真は午後に南西方向から撮影)。
実際、ロケハンが行われたのは10月までのようです。
影のでき方が少し小さめなため、自分が行ったのが3時頃なので、だいたい2時頃としておきましょうか。
また通学路については、自分の写真は午後のため西からの太陽で影が伸びていますが、OP画像では影は木々の下にできています。
ということは太陽は上にあるということで、正午頃にロケハンされた…?
これだと、位置的な距離と時間的な間隔が不合理になるような気がするのですが。
この二点間を結ぶ間に、もっと他の場所もロケハン回られたということなら説明が付きます。付くのですが…!
「続 夏目友人帳」OPの舞台
より大きな地図で 夏目友人帳・蛍火の杜へ 舞台探訪(聖地巡礼)マップ を表示
現地へ行かれる際のマナーについては、次のとおりお薦めします。
現地へ行かれる際のマナーのお薦め・舞台を荒らさないこと。
・住民に迷惑をかけないこと。
・舞台での行動は慎重に。
・現地の方や、他の訪問のお客様に、挨拶をすると人の輪が拡がります。
…比較写真としてはかなり不出来ですが。
この当時は絵を持参するという発想がなく、うろ覚えな記憶だけで撮っていました。
今から思えば、たとえば晴山バス停などは、もっと引いて撮るべきでしたね。
2008年8月発行の、大森監督のインタビューが掲載された記事
Charaberrys Vol.5 (エンターブレインムック)
- 発売日: 2008/08/09
- メディア: ムック
第5話の声優さんについて、お楽しみに と書かれているのですが、発売されたのは第5話が放送されたかどうか、ギリギリの時期かもしれませんね…
(ちなみに1期放送中に発売されてますが、夏目の制服が冬服になることにも言及されてます → 2期があるのでは?と思うきっかけになりました)
(「続 夏目友人帳 ANIPLEX:DVD/BD-BOX)
更新履歴
<2015/10/16>
グーグルフォト化で写真のリンク先が消えていたので修正
<2016/06/21>
八代市サイトへのリンクを修正